RECONESIS / レコネシス


ミッション

21世紀、世界的な構造不況の中、医科学分野もそのあおりをかぶり、慢性的な資金難に見舞われ始めました。日本の、特に学術研究者にとって深刻なのは、これまでのようにこつこつとまじめに研究さえしていればいつか報われるといった楽観的観測が、もはや通用しなくなってしまっているという現実です。

すでに御存知のように、金融や薬品業界では業界の根本を揺るがすような大規模の企業合併がすすみ、業界自体の再編成が現実のものになってきています。特徴的なのは、外国の資本が当たり前のように日本の資本と提携・合併・吸収を行っていることです。

この波は大規模の企業のみならず、中小規模の研究室にまで余波を及ぼし始めています。それとともに、日本の研究者が生き残るためには、スピードや競争力を高めるための意識改革が必要となります。

具体的には、世界レベルの研究技術をためらいなく、そして必要かつ最小限に取り入れること(必要な知識・技術はすぐにとりいれ、必要がなくなったらすみやかに撤収する)、そしてその結果をすみやかに、他の研究者の興味をひきそうな良い雑誌に掲載してもらう、それをもとに研究費の取得活動を行う(特に資金の潤沢な外国資本に注目する)といった一連の行動を、諸外国の研究室と対等に競合しながら行っていく、そして、オリジナルの研究結果は、自分たちの業績として保護するためにも特許登録することも大事なことかもしれません。

日本(人)の研究者にとって、この作業のすべての過程で非常に障害となるのが、まずは言葉の壁、そして外国人研究者との文化・習慣的立場の違いが考えられます。このことが原因で、いやな思いをした経験のある方もいらっしゃるでしょうし、その経験がトラウマとなって、なんとなく国際的な競争に対して消極的になってしまう傾向はないでしょうか。

レコネシスは、独自の研究知識・技術を提供しつつ、さらに国際競争に対する全般的な支援をしていくことを使命と考え、立ち上げた事業です。広く、医学・化学・生物学的分野の研究にいそしんでいらっしゃる皆様の御役に立つことをお約束します。


Copyright (C) RECONESIS, All rights reserved.