RECONESIS / レコネシス


研究支援・受託研究

どんな方に最適なのでしょうか

中小規模の、薬品会社またはバイオテック関係の会社で、タンパク質の構造と力学に関係した専門の研究者を、限られた時間だけ、委託研究のために依頼したいと考えている場合に最適です。

利用するメリット

レコネシスは、計算化学の研究において、限られた時間を使って、その範囲でアクティブに、信頼の置ける仕事を行います。

従来であれば、学術研究機関に依頼して、または共同で行ってきた研究を、レコネシスに依頼していただくことにより、同様の成果をあげるということです。

また、学術研究期間との共同研究によって得られた知的財産は、同機関と共有することが義務付けられることがほとんどですが、レコネシスはビジネスとしての研究成果を提供することにより、知的財産権を制限することはありません。

研究支援・コンサルティングの具体例

1. ペプチドのデザイン

制限ペプチドを用いた構造解析。構造的に制限されたペプチドは、ペプチドリガンドの受容体に結合した構造のプロープとなり得ます。このようなプローブを利用することにより、制限ペプチドはバイオ製薬の基礎となったり、非ペプチド製剤のペプチドとしての構造鋳型となることができます。

2. 計算化学・生物学

分子力学的シミュレーションの実際の応用

  1. リガンド結合現象や、タンパク質相互作用、タンパク質の安定性、タンパク質の凝集について、より深く理解すること。特に、エントロピー効果やアロステリック効果を予測することもできる。このことは、ワクチンや抗体が生物学的に活性化するような、タンパク質の相互作用を理解するのに特に有用です。
  2. リガンドデザインへの新しいアプローチ、例えば、タンパク質の、アロステリック抑制因子や活性化因子をデザインするといったことを、提案し、また、実際に行います。
  3. アロステリックパスウェイを誘発したり、修復したりするアミノ酸の 置換を用いたタンパク質工学への新しいアプローチを提唱します。
  4. 疾病に関連した遺伝子突然変異の効果を予測し、このような変異を修復する治療戦略を提唱します。特に、意図的に引き起こした突然変異のアロステリック効果を観察して、同様のアロステリック活性を引き起こす治療薬を開発する、といった方法です。

3. その他のサポート

  1. レコネシスはあなたの研究室において、計算化学的分子モデリングのサブグループを設立したい場合に、あなたのグループ内で分子モデリングを可能にするための相談、アドバイスや、開始時のアシスタンスを提供します。
  2. あなたのグループ内で分子力学を利用したい場合においての相談、アドバイスや、開始時のアシスタンスを提供します。

これまでの業務実績

  1. TGF-β類似物質のデザイン(受容体アゴニストとアンチアゴニスト)。アメリカ合衆国特許番号US 6,638,912 Bおよび2US 6,509,318 B1に記述。
  2. 癌抑制タンパクBRCA1の、タンパク質相互作用における癌発現のアロステリック効果に関する研究

    Gough, C.A.; Gojobori, T.; and Imanishi, T. “Cancer-related mutations in BRCA1-BRCT cause long-range structural changes in protein-protein binding sites: a molecular dynamics study.” (2007). Proteins 66(1): 69-86.
  3. エントロピー効果によりタンパク質相互作用を不安定化させるTransthyretinのアロステリック効果についての研究。

    プレゼンテーションの用意あり。また、この研究に関する論文は現在準備中。

    Gough, C.A.; Gojobori, T.; Imanishi, T. “Dynamic phenomena and amyloidogenicity in transthyretin: a molecular dynamics study.”
  4. アメリカFDAが医療機器を承認するプロセスの分析を行うため、FDAの行った一連の臨床試験の分析を行いました。この分析は、東京女子医科大学において行われている、日本における医療機器の標準承認方法を作り上げるためのプロジェクトを支援するために行ったものです。

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